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教会からのお知らせ

年間第18主日の福音と勧めのことば

2020年08月02日 - サイト管理者

信徒の皆様へ

♰主の平和

長い梅雨が明け、8月の暑い夏の日が訪れました。
セミが元気に鳴いていますので、セミに負けないように感染症の終息を大きな声で祈りたいと思います。

COVID-19inoriB7

洛北ブロック司祭団が、主日ミサの配信を始めてくださいました。
共同祈願は、皆さんそれぞれの祈りをお捧げくださいとのことです。
今回は、ユン神父様です。
復活祭後に洛北ブロックに赴任されましたが、私たちはお会いする機会もないままで、高野教会でユン神父様のミサにもあずかったことはありません。
ぜひ、YouTubeでご視聴ください。

https://www.youtube.com/watch?v=gY1Xc5ZmT58&t=2030s

感染症にも熱中症にもお気を付けになり、どうぞご自愛ください。
祈りのうちに。

高野教会役員会

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年間第18主日 福音朗読 マタイによる福音 (マタイ14章13~21節) 

イエスは(洗礼者ヨハネが死んだこと)を聞くと、舟に乗ってそこを去り、ひとり人里離れた所に退かれた。しかし、群衆はそのことを聞き、方々の町から歩いて後を追った。 イエスは舟から上がり、大勢の群衆を見て深く憐れみ、その中の病人をいやされた。夕暮れになったので、弟子たちがイエスのそばに来て言った。「ここは人里離れた所で、もう時間もたちました。群衆を解散させてください。そうすれば、自分で村へ食べ物を買いに行くでしょう。」 イエスは言われた。「行かせることはない。あなたがたが彼らに食べる物を与えなさい。」弟子たちは言った。「ここにはパン五つと魚二匹しかありません。」 イエスは、「それをここに持って来なさい」と言い、群衆には草の上に座るようにお命じになった。そして、五つのパンと二匹の魚を取り、天を仰いで賛美の祈りを唱え、パンを裂いて弟子たちにお渡しになった。弟子たちはそのパンを群衆に与えた。すべての人が食べて満腹した。そして、残ったパンの屑を集めると、十二の籠いっぱいになった。食べた人は、女と子供を別にして、男が五千人ほどであった。

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<勧めのことば> 洛北ブロック担当司祭 ユン・サン・ホ

今日、イエスは「行かせることはない。あなた方が彼らに食べるものを与えなさい。」と、弟子たちに言われました。弟子たちは 「ここにはパン五つと魚二匹しかありません。」 と、言います。
現代はより一層個人主義になって、互いの親交が薄くなる社会です。今日、福音の中で、イエスは弟子たちが持っていたパン五つと魚二匹がイエスの手を通して、神様の祝福をいただき豊かになることを伝えています。
自分が持っている物を分かち合う時、差し出す時、奇跡は始まります。マザーデレサは「貧困をつくるのは神ではなく人間です。わたしたちが分かち合わないからです。」と、言います。
今日、イエスは天を仰いで賛美の祈りを唱え、パンを裂いて弟子たちにお渡しになって、弟子たちはそのパンを群集に与えました。イエスはいつも憐れみをもって人々に‘愛と関心’を現わしました。
神を信じる人は、隣人に対して思いやりをもつ必要があります。そして主の祈りの中で、私たちの日ごとの糧も神様からいただいたと祈るなら、感謝する心で隣人と快く分かち合うでしょう。分かち合う時、私たちの周辺の飢えと貧しさは消えていきます。そうして、豊かさの象徴である残ったパンの屑を集めると十二のかごいっぱいになっていきます。
キリスト中心の聖餐、すなわち聖体の秘跡であるミサは、親しい交わりの神秘をわたしたちに思い起こさせられます。そして今日の福音を通して、わたしたちに、この分かち合う、親しい交わりを実践するように促しています。

「お前たちは、わたしが飢えていたときに食べさせ、のどが渇いたときに飲ませ、旅をしていたに宿を貸し、裸のときにきせ、病気のときに見舞い・・・(マタイ25,35-46)」と、言われている神の正義と公平の審判に対する神の基準は何か示しています。
この話を通して、飢えている人に食べさせ、のどが渇いた人に飲ませ、旅をしていた人に宿を貸し、裸の人にきせ、病気の人に見舞うことが神の正義と公平を実践していることだと伝えているのです。
隣人と貧しい人々を助け、持っている物を共に分かち合って生きるように招かれている神の兄弟、姉妹であることを忘れてはいけないのです。今日もイエス様は「行かせることはない。あなた方が彼らに食べるものを与えなさい。」と教えています。感謝の心を持って分かち合う時、奇跡が始まります。
主が私たちに与えてくださる命の糧は、私たちの一番深い渇きを満たし、世のものでは満たされない飢えを癒してくれます。イザヤ書は、人間の力で、その値を払うことができない賜物を主は無償でくださると言います。神様の愛に感謝しながら、私たちの心を開いて隣人と分かち合うことができますように、聖霊が助けに来てくださるように祈りましょう。

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ミサの時間

毎週 10:30~

基本的に第2、第5日曜日のミサはありません。大祝日などと重なる場合は変更があります。